ネクスガードスペクトラの副作用
ネクスガードスペクトラを投与する際には、以下のような副作用が考えられますので、投与前に注意が必要です。駆除・予防剤を使用することで、副作用が発生する可能性があることを認識しておくことが重要です。
副作用の理由として考えられるもの
副作用がの原因として、ネクスガードスペクトラに含まれる有効成分が可能性として考えられます。
有効成分アフォキソラネルによる症状
嘔吐 元気消失 下痢 ひきつけ けいれん 食欲不振 吐き気 そう痒症 震え ナド
有効成分ミルベマイシンオキシムによる症状
下痢 軟便
フィラリアに感染している犬にネクスガードスペクトラを投与してしまった場合、以下の副作用も見られることがあります。
元気消失 食欲不振 嘔吐 呼吸速迫 大静脈症候群 ナド
大豆たんぱくによる食物アレルギー
食品内に含まれる「タンパク質」に対し「免疫」が異常な反応を示す症状です。
食物不耐性
食品不耐性は、食品やその中に含まれる毒素などに対する反応であり、免疫反応ではありません。
投与する前には必ず獣医師に相談し、特に初めてネクスガードスペクトラを投与する際には、投与後に犬の様子に変化がないかを注意深く観察しましょう。特定の食品や化学物質に対する体の反応は、体外への排出を試みる防御反応の一部であり、その反応にはお腹のゴロゴロ音などが含まれます。
あるあるQ&A
フィラリア予防剤にみられる副作用は?
コリー系の犬(コリー、ボーダー・コリー、シェットランド・シープドッグ、オールド・イングリッシュ・シープドッグ、オーストラリアン・シェパード、イングリッシュ・シェパード、ジャーマン・シェパード、ホワイト・スイス・シェパードなど)は、イベルメクチンやミルベマイシンの成分に対して遺伝的に感受性が高いことが知られています。この遺伝的な感受性はMDR1遺伝子の変異に関連しており、これらの犬種にはMDR1遺伝子変異が一般的に見られます。
イベルメクチンを含む薬剤をこれらの犬種に投与すると、神経系の中毒症状が現れる可能性があるため、投与量には特に注意が必要です。しかし、ネクスガードスペクトラはイベルメクチンではなく、アフォキソラネルを有効成分として使用しているため、これらの犬種にも用法・容量を守って適切に投与すれば安全に使用できることが確認されています。